ITエンジニアの視界

35歳を超えてもエンジニアリング領域で生きるITエンジニアの見たもの感じたことを発信していきます。

仕事は早い方が良い。拙速は嫌いだ。

仕事は速い方が良いって話ありますよね。遅巧は拙速に如かずとか拙速は遅巧に勝るとか。あれって何か違う気がするんです。「速さじゃないだろ」って。肝は「早さ」にあると。

ぶっちゃけ間に合えば良いんですよ。求める時に間に合えば。問題なのは間に合わず機会損失を起こすこと。遅いことはそれ自体は問題じゃない。

スピードTry&Error→Updateという拙速は、いわば高速なPDCAで、結果を高速で得られる代わりに刹那的で、終わらせる事に特化しがち。拙速により軌道修正がしやすくなる一方で、軌道修正される事に長けてコミットできない人間になってしまうかも知れない。がり勉の子供と教育ママというのは、大学までは有効でも社会に出れば別なのだと思う。何が目的なのかと。かわいい子には旅をさせた方が良いと言うし、はじめてのお使いも見守るスタイルだし、良いものには手間隙と熟成が必要だよ。

ということで、早さに問題がなければ、遅巧が拙速より良い。間に合わないというリスクや、必要となるタイミングという早さをおさえ、放牧しよう。その方が肉質が良く味が濃くなる。厩舎で飼料与えて育てたって魅力的なものにならない。規格品を一定品質で育てたいなら別だけど。

って、拙速を猛烈に信奉し推進するのって手駒を増やすってことなのね。付かず離れず距離を気を付ける事にしよう。速さは正義と盲信するスーパーに並ぶパックにならないように。