エンジニアという存在
エンジニアは人間で言う身体だと思っています。自分の身体と同じように大切にしないといけないなと。健康で健全な身体には、適度な栄養と運動が必要ですよね。
一方で、マネージャーは身体を動かす頭脳だと思います。優れたマネージャーは様々な効果を増幅させ、リスクを未然に回避することを可能にします。欲しい能力です。マネジメント能力こそが必要な力だと言われます。
しかし、根本的に必要なのは「エンジニアリング能力だ」と言いたい。現実的に解決しうるのは、頭脳ではなく身体だからです。
マネジメントの「成す」能力は、ビジネスにとって欠くべからざる能力です。が、それを成立させられるのはエンジニアの「成せる」能力に他なりません。生産者・販者が居なければ商品を売ることはできないのと同じで、エンジニアとても重要なのです。
加えて、日本はマネジメント偏重がモノスゴイです。
計画八分を偏って解釈し、残りの二分に足元を掬われるような状態がずっと続いています。エンジニアという身体を鍛えず知恵と管理でなんとかしようとして失敗を繰り返し疲弊しています。
エンジニアを育てる必要があります。
私はエンジニア領域で前線に居つつそれを成すことにしました。
企業の基幹系システムは近々天変地異級の変化にさらされます。マネジメントでどうにかなる話ではなく、群雄割拠の戦国時代さながらの状況になります。
エンジニアの力で闘いましょう。