ITエンジニアの視界

35歳を超えてもエンジニアリング領域で生きるITエンジニアの見たもの感じたことを発信していきます。

馬鹿だから馬鹿を馬鹿にしたくない

会社でキャビネットのカギがなくなったと聞いたので、一人で騒いで探しました。結局カギは見つかって良き良き。

何処にあったかというと、カギ入れてるバインダーに入ってたんです。探してたカギはちゃんと入ってたんですよ。位置がずれて。それに気付かず、確認もせずに「ないない!」と騒いだ訳ですわ。馬鹿ですよね。

 位置がずれてなかったらこんなことにはならないよな?と思ってメンバーに話してみたんです。そしたら笑われちゃって。「騒ぐ前に確認すれば済むでしょ」って。馬鹿ですよね。私。

そんな馬鹿は自分で騒ぐことをしたくないんです。上に見られて気に留められたら面倒。チェックリストだの承認だの月次週次で確認だのと面倒臭いったらありゃしない!

なので、鍵のバインダーに鍵に合わせてシール貼ったんです。順番になるように色を合わせて。日本人の多くは「揃っているものや整然と並んでいるものには揃え並んでしまう習性がある」ってのを聞いた事があったのでやってみることにしたんです。どうなることやら。上手く機能すればいいな。

 

大人は管理したいって思って頑張って指示してチェックして「やらせる」のに苦労してるの良く見ます。私はやらなかったり漏れたりするので迷惑かけてます。そんな私は「馬鹿だな」って思うんです。「やらせるなんて努力しちゃって」って。

管理ってのは管理してることは重要じゃないんです。目的は管理されてることで管理することじゃないから。要は「馬鹿を説得して更正させるやめて、罠にはめて管理しろよ」っえことです。こう言うことを言うと「管理の大切さを知るのも大事な勉強」って言う人がいるんですが、「馬鹿に言っても何言われてるのかわかんないから無駄。その立場にならないと響かない。管理させるのは目的じゃないだろ馬鹿め!無駄なことはやめろ!」って思っちゃいます。

管理すること、管理に時間が割かれることで安心だか満足だかする大人がいて、そんな大人が「コストダウンだ!業務効率化だ!」って言うんですから辟易します。管理するために人が動くことこそ、生産性がない無駄の極みなのに。

管理は大事。管理させるのは無駄。管理業務を減らすことが一番効果的な活動だよね。